最高に美味しい自然栽培米 中山農園は、鈴鹿山脈から流れる清らかな水と、おひさまの光をたっぷりと浴びた無農薬、無肥料の安心・安全なお米をお届けしています。
初めは3つの田んぼから始めた米作り。
あれから20年以上が経ち、今ではディズニーランドの半分くらいの広さまでとなり、米だけでなく、小麦や大豆も作るようになりました。
人や環境に配慮した農業を目指すようになってから、色々な人とのつながりやご縁をいただき、中山農園も日々成長中です!!
「できるか」「できないか」ではなく
「やる」か「やらない」かである
中山農園 中山篤志
日本の食卓から日本の食べ物が消える・・・もしそんな日が来たらと思うとぞっとします。でもそれは案外遠い話ではないのかもしれません。消費者が求めるものは生産者との関係性の上に存在しています。 農業だけでなく、漁業や林業も消費者の関心が薄れれば存在が危ぶまれていくものです。
未来に残すための方法は一つ。 それは自分が食べるものがどうやってできているのかを知ろうとすることから始まるのだろうと思っています。
食べること=身体=心
日本で手に入らない物は無いと言われるほど私たちの日常はとても便利な世の中になり、食べものは形や様子を変え、食卓に並ぶものも多様性に富み、それと同時に誰かのために手間をかけて「作る」という人の姿がキッチンから消えつつある印象があります。
消費社会はスピードが問われる時代ですから、時間の節約、利益の追求が常に求められ、手間を省こうとする結果、個人に代わって社会が便利なものをたくさん生み出し、私たちはそれを当たり前のように利用するようになっています。
便利なものは「めんどくさい」ことを解決してくれる良い手段だと思われがちですが、それを選択した時に何か大切なことを同時に無くしているのかもしれません。
私たちの身体は「食べ物」から作られ、維持されています。そして身体は心と密接な関係性を持っています。健康な心を維持するためにも食べるものに意識を払い、食べるものの向こう側に立つ料理してくれた人、運んでくれた人、生産者、自然など関係する多くの人や事柄にさらに意識を向けることが大切だと考えています。
極端に言ってしまえば、自分の身体が便利なもので作られようとするのか、手間をかけて自ら作っていこうとするのかを自由に選択できます。
食べるものの質を考えることは、健康な身体や心をケアしていくことにつながり、本来、食べるものの安全性とは人の目や手をかけたもの、「便利さ」とは反対側に存在していると考えています。
無農薬・無肥料
中山農園では、無農薬・無肥料を中心とした、自然環境や私たちの生活に優しい「安全」に配慮した安心して召し上がっていただけるものを生産しています。
中山農園がそのような取り組みを始めだしたのは、ごく身近な存在である家族の健康、仲間たちとの時間、応援して下さるお客様たちに自分が何を提供できるのか?そういった考えからスタートしたシンプルなものでした。
その中で、これまで従来の「慣行栽培」と呼ばれる農薬や肥料をたくさん使うことが農業経済を回していくという栽培方法に疑問を持ち、安全な作物、自立した循環型の農業を頭に置き、色々な農法を試行錯誤していたころにある人とのご縁をいただきました。それが、「奇跡のりんご」で有名な木村秋則さんでした。
そこから中山農園でも土づくりに着目し、植物の力を100%引き出すための農業の在りかたとして、無農薬・無肥料 自然栽培農法で稲作を始めるに至りました。
お米は日本人にとって主食となる毎日食べる日常的なものですので、安全だけでなく美味しさについても追及しながら努めております。
現在では、無農薬・無肥料 自然栽培農法だけでなく、消費者にとっての一番とは何かを考え、有機肥料を使った特別栽培や減農薬にこだわった栽培など施肥についても工夫をしながら、食べていただける方のライフスタイルに合わせたお米を選択いただけるよう価格帯の幅も持たせご用意しております。
本物志向
食の安全でも触れた「便利な世の中」には、これまで触れることのなかった空想の世界のモノが時代を迎えるごとにどんどんと現実のモノになってきています。
人の想像力や創造性は私たちの生活をより豊かにしてくれましたが、その一方で多くの不安を抱えていることも現実問題として放っておけません。
その代表例として、携帯電話がスマホに変わり、画面越しの人との関係性を維持するために実生活を犠牲にしている話はごくごく一般的なレベルにまでなってきたのではないでしょうか。
また、インターネットの普及により情報を知識として得るのは簡単になりましたが、ホント・ウソの見分けのつかない情報すらも消費されるものになってきています。
本来、知識とは経験が伴ってはじめて智慧に変わるというお話しがあるように、私たちは五感で感じたもので心を作り上げ、本物に触れることにより精神性を磨いていきます。
自分にとっての「本物」を身に着けられるようにするためには、人と出会い、おしゃべりをし、新しいことを学び、興味あるものを探求し、伝統を知り、自然の中に身を投じ、身体を動かし、芸術に触れ自ら表現をし、物を作り、音楽を楽しみ、花の匂いに包まれ、そして何より大好きな大切な人と「美味しいね」って言いながら同じものを食べ、その喜びを分かち合える仲間との時間を持つことが何よりだと信じています。
そして本物としてこれ以上ない、私たちの命をつなぐ命あるものに感謝する気持ちを次の世代へとリレーしていきたいと心から思っています。